昨日(7月3日)の動向

東京市場前半では、昨日の円安の流れを継続し米ドル/円は100円台後半レベルまで上昇。ただ、101円台手前では利益確定と輸出勢などによる米ドル売りに加え、今月に予定される参院選や、今週末に発表される米雇用統計が意識され、上値の重い展開となりました。欧州市場では、ポルトガルの政局不安を受け同国の長期金利が8%に急伸したことが警戒され、リスクオフの動きが優勢になると、米ドル/円は100円を再び割り込む動きとなりました。その後、米雇用統計の先行指標と目され注目度が高いADP雇用統計が市場予想を上回る結果となると、再び米ドルを買う流れとなりましたが、その後発表されたISM非製造業部門総合指数が市場の事前予想を下回る内容となったことから、強弱材料がかさなると、上値の重い展開となり、99円台後半レベルにてNYクローズを迎えました。

7月3日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 100.582 100.854 99.259 99.902
ユーロ/円 130.549 130.859 128.64 129.978
豪ドル/円 91.951 92.418 90.116 90.756

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年7月4日)の展望

【米ドル/円】

本日米国市場は独立記念日のため休場となります。また明日は米雇用統計のため、一段と様子見ムードの可能性が高いと思われます。ただし、閑散商いの中、ポジション調整などによる動きには注意を払いたいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 100.20 100.85 99.40 99.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ポルトガル情勢が不安視されるなか欧州株式に注意が必要だと思われます。あわせて要人発言にも注意を払いたいところです。なお、本日はドラギECB総裁記者会見が予定されています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 130.50 131.00 129.00 128.65

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/米ドルが約2年10ヵ月ぶりに安値をつけたことなどから、豪ドル/円でも上値の重い展開が続きそうです。中国情勢とコモディティにも注意しながらの動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 91.00 91.50 90.15 89.60

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年7月4日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年7月4日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 20:00 (英)英中銀MPC・政策金利発表(現行0.50%) 0.50% 0.50%
★★★ 20:45 (欧)ECB・政策金利発表(現行 0.50%) 0.50% 0.50%
★★★ 17:30 (欧)ドラギECB総裁記者会見
(米)休場(独立記念日)
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します