昨日(7月1日)の動向

東京市場前半は、6月の企業短期経済観測調査(日銀短観)が市場の事前予想を上回る内容となったこと等を受け、リスク選好の円売りが加速し米ドル/円は一時99円半ばレベルまで上昇しました。ただ、好調な指標内容であったものの、日経平均株価が予想ほど伸びなかったことから、利益確定の米ドル売り/円買いも見られ米ドル/円はその後上値の重い展開となり、99円台前半レベルでもみ合ううごきとなりました。欧州市場に入るとユーロ圏PMI(改定値)が発表され、16ヵ月りの高水準となったことが好感され、再びリスク選好の流れとなりと、米ドル/円は底堅く推移。NY市場では、米指標ISM製造業景況指数が発表され、判断の分かれ目となる50を上回ったことなどから米ドル買いが加速すると、米ドル/円は99円後半レベルまで上昇しました。

7月1日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 99.17 99.84 99.164 99.657
ユーロ/円 129.082 130.259 129.054 130.17
豪ドル/円 90.537 92.237 90.497 92.068

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年7月2日)の展望

【米ドル/円】

日・欧・米共に強い経済指標が並んだことから、リスク選好の動きが続きそうです。目先上値では100円台が意識されるレベルになっいます。引き続き各主要国株価の動きや主要経済指標の内容を注目しながらの展開となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 100.00 100.50 99.20 98.80

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日発表されたユーロ圏PMI(改定値)が好調であったことなどから、ユーロ/円は130円台を回復。ただ、失業率が過去最低を記録するなど、雇用面に不安材料も見受けられます。ユーロ/米ドルで1.30~1.31のレンジとなっていることから、対米ドルの動きにも注視したいとの指摘も聞かれます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 131.30 132.00 129.05 128.40

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

中国の製造業指標が市場の事前予想ほど悪くなかったこともあり、安値から徐々に買い戻される展開となっております。今後も中国の経済状況を見極めながらの値動きとなりそうです。本日発表予定の(豪)RBA・政策金利発表後の値動きに注目が集まっています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 92.30 93.10 90.50 90.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年7月2日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年7月2日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 13:30 (豪)RBA・政策金利発表 2.75% 2.75%
★★ 23:00 (米)5月製造業受注指数(前月比) +2.0% +1.0%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します