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著者の吉田 哲が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「投資で恐怖を感じたら注目すべき銘柄 」
急反発を演じて安心感を振りまく人気銘柄
足元、国内外の株価指数と金(ドル建て)価格が急反発しています。7月終盤から8月初旬にかけて各種不安をうけて急落したものの、不安解消の糸口が見つかり、急落発生から数日で急反発しはじめました。
米国の景気後退や日本の利上げなどへの不安が急落の主因でしたが、足元では米国の利下げによる景気回復期待増幅が「不安解消の糸口」となり、急反発が起きています。こうした動きは、「利下げトレード」などと言われています。
図:主要株価指数と金(ゴールド)の価格推移(日足)(7月1日を100として指数化)
金(ゴールド)は、株価急落時、資金の逃避先と目されて生じたドル高が原因でやや下落したものの、米国の利下げムードが強まったことを受けたドル安観測により、反発しています。ウクライナ戦争の悪化も、反発に拍車をかけています。
米国の利下げムードの強まりがきっかけとなり、全体的に安心感が広がってきています。ですが、あの時発生した「恐怖」と言い換えられる大きな急落は、舞台が人気銘柄だったこともあり、いまだに脳裏から離れない人は多いと思われます。あれはまさに、人気銘柄急落に端を発した恐怖の膨張という社会現象でした。