※この記事は2019年5月16日に掲載されたものです。
市場が急落したとき、あるいは今後下落が予想されるときにどう対処すればよいのか。具体的な対処法と心構えを考えてみよう。
相場急変時の対応は投資家の投資スタンスで異なる
投資信託にかかわらず、資産運用には大きく2つの考え方がある。1つは市場の長期的な成長を取りにいく長期投資の考え方。もう1つは市場の短期的な変動を取りにいく短期売買の考え方。相場急変時の対応を考える前に、まずは自分がどちらの投資スタンスで投資しているのかを確認することが重要だ。
長期分散投資をしている投資家はリバランスを行う
投資信託で長期投資を行っている投資家には、株式ファンドと債券ファンドなど、複数のファンドを組み合わせて分散投資をしている人も多いだろう。長期でかつ分散投資をしている投資家は、市場が急変しても慌てる必要はない。狙いは市場の長期的な成長なのだから、短期的な値動きに一喜一憂しなくてよい。では、何もしなくてよいかと言われれば、そうではない。長期分散投資で行わなければならないのは、「リバランス」だ。
「リバランス」とは資産配分の調整のこと。例えば、当初の計画として、株式ファンドと債券ファンドを5:5の組み合わせで運用を始めたとしよう。株価下落や円高などで市場が下落したときには、「株式ファンド」の組み入れ比率が下がり、「債券ファンド」の組み入れ比率が上がっているだろう。
そうなったときに組み入れ比率が上がった債券ファンドを一部売却し、組み入れ比率が下がった株式ファンドを一部購入し、バランスが崩れた資産配分を再び5:5の比率になるように戻すと良いだろう。リバランスは市場が大きく動いたときこそ効果的であることを覚えておこう。
積立投資をしている投資家は続けること
長期投資派ではあるけど、商品の分散はせず、株式ファンドなどの単一資産で積み立て投資を行っている人もいるだろう。「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)」をしている場合もこれに含まれる。積立投資を始めたばかりの投資初心者に多いのが、市場が下落した途端に怖くなって積立投資をやめてしまうこと。これは非常にもったいないことだ。積立投資の利点は、毎月一定額を機械的に投資していくことだ。
市場が下がったときには安値で多くの口数を買い、市場が上がったときには高値なので買付口数を抑える。これを続けることで買付単価を平均化させながら長期的な成長を取りにいくことにある。したがって、市場が急落したからといって、積み立てをやめてはならない。むしろ大きく下がったときこそ絶好の買い場と捉え、積立金額を増額するくらいの心構えでいると良いだろう。






















































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