今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは147.85

下値メドは146.30 

中国不動産:中国政府は、不動産不況の救済策として売れ残った住宅を買い取る計画
対中EV関税:中国製EVの関税は「象徴的」意味合い。米国の輸入割合わずか15% 
米労働市場:リッチモンド連銀総裁「労働市場は通常状態に戻りつつある」
円高:中期円コール需要
ECB利下げ:シュナーベルECB理事「今後利下げは慎重なアプローチが必要」 

前日の市況

 8月14日(水曜)のドル/円相場は前日比0.49円の「円安」だった。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

 2024年163営業日目は146.81円からスタート。東京市場は売りが優勢。NZ準備銀行(RBNZ)の利下げに反応したクロス円の売りに連れて東京時間昼前に146.07円まで下落してこの日の安値をつけた。ただその後は145円台入りを回避すると147円台半ばまで戻した。

 NY市場でこの日発表された米7月CPI(消費者物価指数)は、インフレ率の順調な鈍化傾向を示した。FRB(米連邦準備制度理事会)の9月利下げへの期待が高まるなかで、CPI発表直後に146円台半ばまで下げる場面があったが、すぐに戻すと夜遅くには147.58円まで反発してこの日の高値をつけた。終値は147.33円。24時間のレンジ幅は1.51円。

個人投資家 最新売買動向: 

 下のドーナツグラフは、楽天FX口座における個人投資家の最新の売買比率(売りと買いの数量の割合)で、外側のドーナツは「建玉(保有ポジション)」、内側のドーナツは「注文(オーダー)」の比率を示している。

ドル/円:

出所:楽天証券作成

 ドル/円のオープンポジションは、売り持ち「50%」に対して、買い持ちは「50%」と、バランスしている。オーダー状況は、売りオーダー「47%」に対して、買いオーダーは「53%」となっている。

ユーロ/円:

出所:楽天証券作成

 ユーロ/円のオープンポジションは、売り持ち「60%」に対して、買い持ちは「40%」と、全体としてみると「ユーロ/円ショート」のポジションになっている。オーダー状況は、売りオーダー「38%」に対して、買いオーダーは「62%」となっている。

出所:楽天証券作成

ポンド/円:

出所:楽天証券作成

 ポンド/円のオープンポジションは、売り持ち「53%」に対して、買い持ちは「47%」と、全体としてみると、やや「ポンド/円ショート」のポジションになっている。オーダー状況は、売りオーダー「51%」に対して、買いオーダーは「49%」となっている。

出所:楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成