産油国による「怒りの減産」で高値維持
なかなかすぐに、西側・非西側が自分たちのこれまで築いてきた絆を弱めることは難しいでしょう。それはすぐに、強すぎる絆がきっかけで起きている各種戦争や物価高による混乱を終わらせることができないことを意味します。
そればかりか、怒りにまかせた行動を許してしまいかねません。先週、国内大手メディアは「イスラエルの侵攻によりガザ地区で人道危機が発生していることに対し、特にイスラム教徒が多いイランやクウェートが怒りを募らせている節がある」「11月26日の産油国の会合で追加減産をして米国やイスラエルに抗議のメッセージを示す可能性がある」という趣旨で報じました。
「怒りの減産」は、日量100万バレルという大規模なものになることも示唆され、産油国の今後の動向に関心が集まっています。原油価格を上昇させるため、米国やイスラエルに抗議するため、ガザ地区に侵攻したイスラエルに怒りを示すため…。これまでにない熱を帯びた減産が始まる可能性があり、産油国の動向から目が離せません。
まだしばらく、原油相場は高値を維持する可能性があると、筆者は考えています。
図:NY原油先物(日足 終値) 単位:ドル/バレル
[参考]エネルギー関連の投資商品例
国内株式
国内ETF・ETN
NNドバイ原油先物ブル
NF原油インデックス連動型上場
WTI原油価格連動型上場投信
NNドバイ原油先物ベア
外国株式
エクソン・モービル
シェブロン
オクシデンタル・ペトロリアム
海外ETF
iシェアーズ グローバル・エネルギー ETF
エネルギー・セレクト・セクター SPDR ファンド
グローバルX MLP
グローバルX URANIUM
ヴァンエック・ウラン原子力エネルギーETF
投資信託
UBS原油先物ファンド
米国エネルギー・ハイインカム・ファンド
シェール関連株オープン