知っているか、知らないか。大きな差になるのが資産形成

 資産形成に役立つ制度や仕組み、推奨される商品などについて、知っている人にとっては当たり前のことなのに、普段お金の話題に触れることが少ない方にとっては「目からウロコ」ということは多く、資産形成に関する情報格差は大きいと感じます。

 資産運用はやってみないと分からない、実感しづらいことも多いと思いますが、NISAやiDeCoを始める前に最低でも下記の点を理解してから投資を始めることをおすすめします。

銀行・証券会社での取扱商品の種類や数の違いを知る

 同じ金融機関といっても、銀行と証券会社では元々の役割が違います。基本的には銀行よりも証券会社の方が資産運用での取扱商品の種類や数が豊富です。銀行で相談しているのに、グループ会社の証券会社などが提案してくることも珍しくありません。

担当者がいる対面取引と、ネット取引の手数料を比較する

 継続的にフォローをしてくれる担当者がいる対面取引は、全て自分の判断で行うネット取引に比べると、当然手数料が多く発生することになります。サービスを受けるため当たり前と思うかもしれませんが、NISAやiDeCoのような資産形成についての手続きは、対面を行わない会社のコールセンターでもかなり対応してくれます。

 必要がないと感じているなら無駄な手数料を支払う必要はありません。ネット取引で対応しましょう。