資産形成、やってはいけない5カ条

1:お金に余裕があるからと、家計収支の内情を確認せずに、いきなり資産運用を始める(=ライフプランを考えていない)

 今、あなたに必要なことは、貯蓄より資産運用ですか? 万が一の備えはできていますか? 今の収入は安定していますか? 数年後に大きな支出の予定はありませんか?

 もし、年収のうち賞与の割合が大きい場合は、賞与が減って、急に収支が悪化する可能性があります。また、最近は共働きの夫婦も増えていますが、将来、子どもが産まれる可能性があるなら、お金に余裕があるのは共働きの間だけになることを、考える必要があります。

 さらに、会社員であっても、現状の収入が今後も続くだろうと考えることは、楽観的すぎるかもしれません。現在あるお金だけを考えるのではなく、将来のこともあわせて考えるようにしましょう。資産形成は将来のために行うのですから。

2:無理して投資額を多めに設定し、肝心の貯金ができない。もしくは途中で金額を減額するか、投資そのものをやめてしまう(=過大投資)

 投資は余裕資金で行うことが基本。まずは貯金をして、いざという時にすぐ使えるお金の用意が先決です。また、資産形成は長い時間をかけて積み立てる投資が中心なので、最初から無理に投資額を高くして、途中でやめてしまっては本末転倒です。資産形成はマラソンのようなものです。無理せず自分のぺースで行いましょう。