「ふるさと納税」最初の一歩!何はともあれ、まず、ご自身の「寄付上限額」を知ろう

 年収、家族構成、扶養家族の人数などの条件により、ふるさと納税で自己負担額が2,000円を超えずに寄付できる「寄付上限額」が決まります。その上限額を知らないことには、ふるさと納税は始められません。

 まず、以下の楽天ふるさと納税サイトの「かんたんシミュレーター」から、ご自身がふるさと納税の寄付金控除を受けられる「寄付上限額」の目安を、調べる必要があります。

楽天ふるさと納税「かんたんシミュレーター」

 ここで、「年収(2023年の見込み額)」「家族構成」「扶養家族」に関する情報を入力していただくと、寄付上限額(目安)が表示されます。

 そこで表示される金額の上限いっぱいではなく、まず毎月少しずつふるさと納税をやっていくのが、良いと思います。例えば、初めてふるさと納税をしようとして、「あなたの寄付上限額(目安)は60,550円」と表示された方の場合、その半分、3万円くらいを8~9月にしてみて、残りの半分を10~12月にするという方法も良いと思います。

 確定申告する予定ならば、何件に寄付してもOKです。5,000円の寄付を三つの自治体に行っても良いと思います。ワンストップ特例制度を使うならば、寄付する自治体の数が年間で5件以内となるように考えて、1自治体への寄付額を決める必要があります。

 寄付する時期によって、返礼品は異なります。「1~3月」「4~6月」「7~9月」「10~12月」に分散して寄付すると、春・夏・秋・冬に、季節おりおりの返礼品が楽しめます。今から始めるならば、8~12月まで、時期を分散して行っていくのが良いと思います。

「10~12月」が近づき、2023年の年収額もほぼ分かるようになり、寄付上限いっぱいまでふるさと納税を行う際には、「かんたんシミュレーター」ではなく、「詳細版シミュレーター」で、正確に計算する必要があります。

楽天ふるさと納税「詳細版シミュレーター」