米0.25%利上げ・日銀大規模緩和維持を前提に、円安

 先週のドル/円為替レートは、1ドル141円台まで円安が進みました。FRBは0.25%の利上げを強行しそう、日銀は大規模緩和を維持しそうであることを受けた動きです。日米の金融政策を先取りする形で、先週は円安が進みました。

 ところが、今週、金融政策も株価の反応も、実際に出てみないとわかりません。

日経平均とドル/円為替レートの動き:2023年1月4日~7月21日

出所:QUICKより楽天証券経済研究所作成

 今週は日米金融政策をめぐって、ネガティブ・サプライズ(悪くて驚き)も、ポジティブ・サプライズ(良くて驚き)もどちらもあり得る状況です。

 短期的な株価の動きは不透明要因が大きく、判断が難しいですが、長期の日本株の見方は変わりません。米景気がハードランディングにならない限り、日本株の上昇トレンドが続くと予想しています。

 日本株を時間分散しながら、少しずつ買い増ししていくことが、中長期の資産形成に貢献するという考えは変わりません。

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