賃金上昇率はやや低下、どうなる1月のCPI

 12月の雇用統計データの中で、一つマーケットの安心材料となったのは、平均時給上昇率です。1月は4.4%増で、少しずつ伸びが低下しています。

米雇用統計・平均時給上昇率:2019年1月~2023年1月

出所:米労働省より楽天証券経済研究所が作成

 米国株は当面、米景気指標に神経質に反応する展開と思います。中でももっとも重要なのは、2月14日(火)発表予定の1月のCPI(消費者物価指数)です。インフレがどのくらい低下しているか、FRBの政策スタンスに影響するため、重要です。

米インフレ率(CPI前年比上昇率)推移:2020年1月~2022年12月(速報値)

出所:米労働省より楽天証券経済研究所が作成