まつのすけ、今月の注目銘柄!

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)

どんなファンド? 

 MSCIコクサイ指数(円ヘッジ・ベース)の動きに連動させることをめざして運用を行う銘柄。原則として為替ヘッジを行っているので、為替の変動は無関係ですが、主に日本と外国の金利差の分、ヘッジのためのコストが発生します。

注目ポイント!

 短期的には円高のスピードが急なので一時的にリバウンドし、円安に進む可能性があります。ただし、日銀が異次元の金融緩和を修正する場合、円高圧力が生じる可能性が存在。他方、貿易赤字による実需の円安要素もあり、実需筋のマネーフローでは円安材料もあります。

 過去のデータでは、ドル/円のトレンドが反転したらおおむね20%くらいは円高になります(今回は約121円)。ロシア危機や*LTCM破綻危機があった1998年は31.4%も円高になりました。

* LTCM破綻危機:1998年の秋、米国の大手ヘッジファンド「LTCM」が破綻したことによる金融危機。1997年のアジア通貨危機、1998年のロシア危機を発端とし、LTCMの予測が大きく外れて、巨額な損失が発生し、世界のマーケットに甚大な影響を及ぼした金融危機。

 以上を総合考慮すると、上昇・下落を経て、上局的には120円まで緩やかな円高が進む可能性があると考えており、今年限定で為替ヘッジ付きの投信もありだと考えています。

まつのすけ、今月のがっかり

 1月は世界的に株価が反発し、その過程で温存していたポイントも投資したのは良かったです。ただし、再上昇のきざしが出たタイミングで、全てレバレッジ型の投信に切り替えるのもありでしたので、大胆なスイッチングができなかったのは残念です。

 この連載のように公衆の面前で成果を公開する場合、外れた場合に大恥をかくので、なかなか大胆な売買ができなくなる側面があります。

 ただし、不特定多数の方の大切な資金を預かる公募投資信託ではなく、投資成果は全て私個人に帰属する自己責任なので、恥をかくリスクを背負って大胆に攻めるのも正直ありです。その勇気を持てなかったのが、個人的には残念です。