小型成長株への投資は、高リスク高リターン
今日は第9回、小型成長株の選び方です。成長株には、時価総額が大きい大型成長株もありますが、株価上昇期待がより大きいのは小型成長株です。
私は、これから日本株で、小型成長株投資がおもしろい時代になると思っています。
ただし、期待リターンとリスクは、表裏一体です。すごく上がりそうな銘柄は、失敗したらすごく下がるかもしれません。
だから、小型成長株について、銘柄選択はしっかりやりましょう。失敗した時の損切りルールもしっかり決めておいた方が良いと思います。後段で詳しく説明します。
以下は、小型成長株の15年間の株価変動イメージです。
乱高下する人気の小型成長株 高値づかみすると大変!(イメージ図)
上の例では、黎明(れいめい)期・急成長期・成熟期がそれぞれ5年続く成長企業をイメージしています。
黎明期は、利益はほとんど出ないが、将来の大きな夢がある時期です。急成長期は、実際に売上高・利益が大きく伸びる時期です。成熟期には、増益率が小さくなります。
こうした成長株を、高値でつかむ(グラフ中で赤い星印をつけたところで買う)と、株価があっという間に半値になることもあります。マーケットのウワサだけで投資していると、往々にして赤星印をつけたところで買うハメになります。ご注意を。
投資銘柄が急騰したり急落したりすることでハラハラしたり、煩わしい思いをしたくない方は、インデックスファンドに投資した方が良いと思います。
個別株投資でわくわくする銘柄を見つけられる方、成功しても失敗してもそのプロセスで学ぶことをうれしいと思える方は、ぜひ成長株投資にチャレンジしてみてください。