(図2)日経平均(日足)の水準感と方向感(2022年12月23日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 先週末23日(金)時点の日経平均の株価水準は、昨年9月14日の高値から今年3月9日にかけての下げ幅に対するフィボナッチ・リトレースメントの「23.6%戻し」水準のところに位置しています。

 チャートを過去にさかのぼると、この水準や2万6,000円割れのところで下げ止まる場面が多く、「そろそろ下げ止まりそう」というのが今週のメインシナリオとなりますが、フィボナッチ・リトレースメントでは23.6%戻しラインから3月9日の安値(2万4,681円)まで下値の目安となるラインがないほか、ギャン・アングルでは先週の株価下落によって「4×1」ラインを下抜けていますので、株価の下振れにも警戒しておいた方が無難です。

 また、米国株市場の動向もチェックしていきます。