金融相場から業績相場への移行期との見方を継続

 結論は、毎週述べていることと変わりません。日本株は割安で、長期投資で買い増しの好機と考えていますが、短期的には米金融引き締めショックでナスダックがさらに下がる時に一段安となる可能性が残っています。

 時間分散しながら、割安な日本株を買い増ししていくことが、長期的な資産形成に寄与すると考えています。

 以下の景気局面分析において、当面、景気拡大「中期」が続くとの見方がメインシナリオです。一方、一気に景気過熱期に入るとの不安もあり、しばらくその不安が払しょくできない状況が続くと考えられます。

景気循環と、金利・株価循環の関係

出所:筆者作成

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