積み立てとも相性がよいREITとインド株

 好調に推移する米国株の影にすっかり隠れてしまいましたが、実は、先進国REIT(リート:不動産投資信託)とインド株式も、2021年に米国株と同等のリターンをあげていました。

 いずれも基準価額の変動幅が大きいため、ポートフォリオの主役というよりは、脇役的な立ち位置で積み立てるとよいでしょう。

厳選アクティブファンド1:新生・UTIインドファンド

 インド株式は、指数を構成する銘柄数が少ないため、単体で投資するなら事実上アクティブファンド一択になります。当ファンドは、相対的な信託報酬率は高めですが、その報酬率をもってしても長期にわたって高いリターンを獲得しています。

厳選アクティブファンド2:ひとくふう先進国リートファンド

 先進国REITは、長期投資に向かない定期分配型が多いため、迷ったらインデックスファンドでも構いません。当ファンドは、インデックスファンド並みの低い信託報酬ながら、安定的にインデックスを上回る成績を収めています。

日本株は優良なアクティブファンドの宝庫

「投資に値するアクティブファンド」の代表格は国内株式=日本株です。

「トウシル」の数々のコラムで筆者が繰り返しお伝えしてきた通り、米国の株式市場ほど自浄作用が機能していない日本株式はアクティブ投資が「勝てる」余地が大きく、結果として優良な成績を収めているアクティブファンドが多いのです。

 米国株式市場は、時代ごとに成長性の高い企業が時価総額上位に名を連ね、敗者は自動的に退場していくというサイクルができあがっています。

 日本の株式市場には米国市場ほどのダイナミズムは見られませんが、これは言い換えれば、超過収益を獲得できる余地が大きいということでもあります。「個別株投資はハードルが高い」と感じる方にも、銘柄選びのヒントが詰まった日本株アクティブファンドはおすすめです。

■参考記事:「日本株は米国株より低迷」ってホント?実はリターン○%以上の優良ファンド多し!