今週の指標:ドル/円

 12月14~15日のFOMCで量的緩和策の縮小ペースは加速に踏み出すと予想されています。ドル買い材料となり得ますが、1ドル=114円台に浮上すれば心理的フシの115円、11月24日の115.52円が意識され、ドル売りが上昇を抑えることになります。

先週の動き

 新型コロナのオミクロン株の初期データによると、ワクチンを接種することで予防効果が高まることや重症化のリスクは高くないとの確認がされ、感染拡大への警戒感は低下しました。これを好感して米国株式は反発し、ドルは12月8日の113.95円まで買われました。

 10日にはバイデン米大統領の「インフレはピークをつけた」との見方が伝わったことで、ドル買い・円売りは縮小するものの、米国株式は強い動きをしていることで、ドル/円は113.40円で取引を終えました。