投資したいと考える理由

 以下、6銘柄を選んだ理由を、簡単にコメントします。

【1】 INPEX

 以下のレポートを参照してください。
2021年12月1日:利回り3.7~6.2%、12月決算の高配当株5選。INPEXを「買い推奨」に引き上げ

【2】 住友化学

 電子材料・医薬品など高付加価値のスペシャリティケミカルの比率が高く、収益基盤は堅固。ただし、石油化学の利益が不安定で、サウジアラビアで展開するペトロ・ラービグ社の収益低迷が懸念材料。

【3】ENEOS HD

 ENEOS(エネオス)というと、皆さまが思い浮かべるのは、ガソリンステーションかもしれません。ガソリン小売業は、同社の、たくさんある事業の中の1つにすぎません。
 同社はエネルギー総合企業で、川上(原油資源開発)から川下(石油製品)まで、一貫生産できる強みを持ちます。また、銅鉱山の経営も行っており、最近の銅価格急騰でもメリットを受けます。
 ENEOSのメインビジネスは化石燃料の利用ですが、時代の流れに合わせて脱炭素にも取り組む総合エネルギー企業として私は評価しています。ちなみに、脱炭素に向けて水素ステーション運営も行っており、水素関連銘柄として注目されることもあります。高配当利回り株としてじっくり長期投資して良いと考えています。

【4】三菱UFJ FG

 以下のレポートを参照してください。
2021年11月17日:利回り4.3-5.4%!3メガ銀行、好決算発表でも株価がさえないのはなぜ? 

【5】三菱HCキャピタル

 三菱商事・三菱UFJ FGを大株主とするリース会社。情報関連機器や産業機械に強みを持ち、収益基盤は安定的。航空機リースの一部に貸倒れが発生する懸念があるものの、航空機リース事業全体では収益を維持していける見通し。

【6】スカパーJSAT HD

 スカパー事業の利益は不安定ですが、衛星事業(JSAT)で安定収益を稼いでいます。衛星事業では5月20日、NTTとの業務委託契約を締結し、持続可能な社会の実現に向けた、新たな宇宙事業を行うことを発表しました。
 成長性はあまり期待できませんが、安定的に収益を稼いでいく高配当利回り株として長期投資していく価値があると考えています。