今週の指標:日経平均株価
週末10日(金)にメジャーSQを控えており、オミクロン変異株の警戒感や米国の金融緩和の方向確認もあり、日経平均は乱高下が想定されます。
日経平均の日足では2万9,000円近辺に25日線、75日線、200日線が集まっているため、2万9,000円が上値のフシになっています。ここを抜けなければ3万円は遠いものになります。まず、メジャーSQを前にどこまで戻せるかどうか、今週は様子見となります。
日本株は年末高というアノマリー(経験則)がありますが、期待を優先するよりも「相場の流れに従う」のが基本です。
先週の動き
先週の予測では、9月の中間配当の支払いが本格化しているため、再投資の買いが見込まれるとし、オミクロン変異株への警戒感はあるものの日経平均は水準訂正が意識されるところとしました。
しかし、前週まで続いていた下値切り上げが崩れたために立ち直りに時間がかかるとし、10月25日の日経平均は2万8,472円、その下のフシ目の2万8,000円を切ると10月6日の2万7,293円を試すことになるとしました。
結果的に想定したように、日経平均は下値の切り上げたところを崩していく動きが続きました。12月1日(水)には2万7,594円まで下げ、いったん反発するも終値では12月2日(木)は2万7,753円となり、週末は買い戻しで+276円の2万8,029円となりました。