そろそろ大きな下落には注意したいところ

 では「2022年の日本株で逆張りと順張りのどちらが勝てるか?」と聞かれると、正直答えに困ってしまいます。なぜなら、長期上昇相場が続くなら逆張りが有利ですが、大きな下落相場に転じたなら、逆張りでは大きな損失につながるため、順張りの方が安全だからです。

「株価がいつまで長期的上昇を続けるのか、いつ天井を打って大きな下落に転じるのか?」残念ながら事前に正確に予想することはできません。

 一方、日本株の長期上昇相場はすでに9年間に達し、バブル崩壊後30年の中で最も長期間続いているのも事実です。

 であれば、そろそろ株価が天井をつけて大きな下落に転じる可能性も意識しておきたいところです。

 もし長期上昇相場が続けば、逆張りにより大きな利益を狙うことができます。でも逆張りは大きな下落にはめっぽう弱いです。

 したがって筆者は、大きな下落となったときに逆張りをすることによる大きな損失を回避したいため、今までもずっと順張りをしていますし、今後も順張りを続けていきます。

 もし逆張りをするのであれば、株価が買った値段から大きく値下がりするリスクもあること、そしてそのリスクに対してどのように対応するのかを事前によく考えたうえで実行することを強くお勧めします。

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