半導体:クアルコム、エヌビディア

 半導体に関してはリーディング・エッジ(=最先端技術)に依存しているクアルコム(ティッカーシンボル:QCOM)が「半導体不足の問題は、だいぶ解消してきている」と発言したことが印象に残りました。同社はスマホ向けチップ、「スナップドラゴン」が好調で、アンドロイドのスマホでNo.1の市場占有率でした。

 クアルコムの第4四半期(9月期)決算はEPSが$2.26に対し$2.55、売上高が予想88.4億ドルに対し93.2億ドル、売上高成長率は前年同期比+43.4%でした。

 第1四半期のEPSは予想$2.59に対し新ガイダンス$2.90~3.10が、売上高予想97.3億ドルに対し新ガイダンス100億~108億ドルが提示されました。

 2022年度のEPSは予想$9.27に対し新ガイダンス$10.25が提示されました。

 エヌビディア(ティッカーシンボル:NVDA)の第3四半期(10月期)決算も好調でEPSは予想$1.11に対し$1.17、売上高は予想68.1億ドルに対し71億ドル、売上高成長率前年同期比+50.3%でした。

 グロスマージンは65.2%でした。前年同期は62.6%でした。

 プラットフォーム別売上高と前年同期比は:

ゲーミング 32.2億ドル +42%
データセンター 29.4億ドル +55%
プロフェッショナル・ビジュアライゼーション 5.8億ドル +144%
自動車向け 1.35億ドル +8%
OEMその他 2.34億ドル +21%

 でした。

 第4四半期売上高予想68.4億ドルに対し新ガイダンス74億ドルが提示されました。GAAPグロスマージンは65.3%を、ノンGAAPグロスマージンは67.0%を見込んでいます。