自立していない個人投資家と話していて感じること

 個人投資家には、「自立している人」と「自立していない人」がいます。

 自立している人とは、何に投資するか、どれだけ投資するか、いつ買うか、いつ売るかなど、投資に必要なアクションにつき、全て自分自身で判断、決断し、行動することができる人です。

 一方、自立していない人は、これらの判断、行動を自分ですることができないため、他の人の意見やアドバイスを鵜呑(うの)みにしてしまいがちです。

 筆者は数多くの個人投資家とお話しする機会がありますが、その際感じるのは「自立していない個人投資家が語る成功例」に対する不安です。このような考え方を持っていると、いずれは大きな失敗をしてしまう恐れが大きいからです。

 そこで今回のコラムでは、筆者が自立していない個人投資家と話していてよく出てくる「安易な成功談」と、それに対して、なぜ筆者が不安に感じるかをお伝えしていきます。