今週の指標:日経平均株価
日経平均が3万円の大台に乗せることができるかどうか注目です。
シカゴ日経先物は、米株式の主要3指数が最高値更新しているにもかかわらず、為替が1ドル=113円台前半の円高となっていることで、+80円の2万9,705円と伸び悩んでいます。
日本の決算発表は、半導体不足で企業業績が下方修正となって株価が下落する銘柄があるものの、トヨタが4日に発表した7-9月期決算は連結営業利益が市場予想を大きく上回りました。通期計画も増額されたことで、安心感をもたらしています。
今週は、企業業績発表がピークとなるため、その内容には注目です。
先週の動き
先週の予測では、自民党の議席数が大きく減少しない限り、下値は限定的で2万8,500~2万9,500円のレンジを想定し、方向感は出てもレンジの上限を想定しました。
ところが、フタを開けてみると衆院選は「絶対安定多数」の261議席を自民党単独で獲得。このサプライズ効果で日経平均は急騰し、1日(月)は+754円の2万9,647円となりました。その後は休日をはさみ、FOMCもあることから日経平均は3万円を突破する動きにはならなかったものの、4日(木)には2万9,880円まで上昇。週の終値は▲182円の2万9,611円でした。