今週の指標:NYダウ(ダウ工業株30種平均)

 今週も先週に続き、企業の好決算が相場をサポートすることになりそうです。

 FOMCが開催されるほか、10月米雇用統計など重要な経済指標の発表がめじろ押しとなっています。FOMCではテーパリングが実施される予定ですが、市場ではほぼ織り込み済みとみられます。

 10月米雇用統計は伸びが拡大する予想で、新型コロナウイルスの感染拡大が収束に向かう兆候がみられ、経済活動は一段と活発化する方向にあります。

 しかし、一方でサプライチェーンの混乱は2022年まで続く公算で、インフレがしばらく高止まりする可能性があります。

先週の結果

 先週、ハイテク株の一部が予想を下回る決算となっていましたが、全般的に決算好調で主要3指数とも上値は重いものの、年初来高値を更新する動きとなりました。

 週末の米株式は、ナスダック総合指数は5日続伸、S&P500種指数も続伸となってザラ場と終値で最高値を更新しました。NYダウも3日ぶりに終値での最高値更新でした。