今週の指標:日経平均株価

 今週は衆院選で自民党が過半数の議席数を獲得したことで、株式市場にとってはプラスとなり下値は限定的。2万8,500~2万9,500円のレンジ中での荒い動きの可能性があります。

 そのため、FOMCでテーパリングが開始された場合は、米国株式で目先の材料出尽くしの動きとなるのか、また週末の10月雇用統計、FRB人事の結果への影響に注目です。

 また、今週は国内の主要企業の決算もあり材料が多い週のため、方向感は出てもレンジの中での動きとなります。

 柴田罫線(チャート)では10月26日に2万9,106円で、上に行く確率が高い法則「ろく買い」が出ています。

先週の結果

 先週の日経平均の予測では、基本的に2万8,500~2万9,500円のレンジの動きであるものの、2万9,000円水準からは上値の重い展開の可能性があるとしました。これは衆院選で自民党の議席数減少がどの程度になるか、政治の変化を嫌う外国人投資家が結果を確認するまで動かないためです。

 そして、想定通り2万8,500~2万9,500円のレンジの中で、先物主導の値幅の大きい上下動となり、週の終値は2万9,000円をつけて+72円の2万8,892円でした。

 相場の本格的な動きは11月に入ってからとなります。