今週の指標:NYダウ平均株価

 今週は、好調な企業決算が本格化し、下値を固めていく展開になりそうです。

 11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で資産購入の縮小が見込まれますが、今後8カ月ぐらいかけての縮小が続くとされます。

 米国政府が11月8日からワクチン接種完了者に対する入国制限を解除するため、航空関連株は期待できると言われています。中国不動産大手、恒大集団のリスクは存在するも、景気敏感株が相場をけん引するとみられています。

先週の動き

 週始めは原油高、長期金利の高止まりでインフレが意識され、11日(月)▲250ドル、12日(火)▲117ドルと前週末から3日続落となりました。

 その後、14日(木)は好決算、新規失業保険申請件数の大幅減少、長期金利の低下を受け、インフレ懸念が後退し、NYダウは+534ドルの3万4,912ドル、ナスダック+251ポイントの1万4,823ポイント、S&P500+74ポイントの4,438ポイントと主要3指数とも大幅上昇となりました。

 柴田罫線(チャート)では、NYダウに「買い転換」が出現し、一段高の期待が持てます。そして週末のNYダウは+382ドルの3万5,294ドルと大幅続伸となりました。