今週の指標:日経平均株価
目先で2万9,000円前後は累積出来高が多いことから、需給の関門と考えられます。これを乗り越えると、再び3万円台を目指すことになります。
19日に衆議院選が公示されるので、目先はこの動向を見ながら、2万8,500~2万9,500円の中でのもみ合いとなりそうです。
先週の動き
先週の日経平均の予測では、10月6日の2万7,293円で8月20日の今年の安値2万6,954円の水準まで下げており、ここから仕切り直しの見方が出るとし、上下動しながら下値を確認し、2万8,000円台前半を中心に推移するとしました。ただし、その間にNYダウ平均株価が動けばそれに追随するともしていました。
結果的に、週始めの11日(月)の安値2万7,893円から2万8,581円の高値までのレンジの中で上下動を14日(木)まで続けていましたが、この日の米国株(特にNYダウの+534ドルの3万4,912ドル)の大幅上昇と円安進行を受けて、週末15日(金)の日経平均は2万8,500円水準を一気に抜けました。
また、後場には1ドル=114円台の円安加速で、輸出銘柄が一段高となり、日経平均は+517円の2万9,068円と2週間ぶりに2万9,000円台を回復しました。
10月6日に2万7,293円までの大きな調整を入れた後、先週は2万8,000~2万8,500円水準で上下動をし、週末はNYダウの大幅高を受けて上放れし2万9,000円台を回復しました。