今週の指標:日経平均株価

 米国の債務上限問題と長期金利の上昇の動きがどうなるかによって、NYダウ平均株価の戻りの程度が決まり、そこに日経平均は岸田内閣人事への評価によって、相場の動きに影響が出そうです。

先週の動き

 先週の予測では、中国の恒大集団のデフォルト懸念が一服しているため、当面は3万円水準での値固めを想定し、上昇のきっかけは自民党総裁選で河野氏が選ばれればとしました。

 しかし先週は、米国の金利上昇と連邦債務上限引き上げ問題から、NYダウは28日(火)▲569ドル、30日(木)は▲546ドルと2度にわたって急落となりました。これを受けて日経平均もツレ安し、29日(水)は▲639円、10月1日(金)は▲681円の2万8,771円と1カ月ぶりに2万9,000円を割り込んで引けました。