今週の指標:ドル/円
米国内での新型コロナウイルスの感染者増加の報道から、直近発表の主要経済指標は強弱マチマチで、経済の早期正常化を期待したドル買いは一服となっています。
ただ、パウエルFRB議長は早期利上げを急がない方針を示しており、リスク回避のドル売りがさらに広がる可能性は低いとみられています。
米国金利の先高感は、再浮上する可能性があるため、ドル買い・円売りがさらに縮小する可能性は低いと思われます。
先週の動き
先週、月末に絡んだドル需要でドル/円は、一時110.42円まで買われましたが、3日発表の8月米雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を大幅に下回ったことで、量的緩和の早期縮小は後退。
ドル/円は売られて109.59円まで下落しました。その後、ドル売りはやや一服し、1ドル=109.72円で引けました。