今週の指標:NYダウ平均株価

 先週の予測では、前週末にパウエルFRB議長が講演で、国内経済が回復しているため年内の資産購入縮小を開始する可能性を表明しました。

 ただし、早期利上げは行わないと強調したことで、安心感が広がり長期金利は低下しました。これを受けて今週も株価のサポート要因となることが想定されます。

 また、8月の消費者信頼感指数が、6カ月ぶりの低水準に落ち込むなどデルタ変異株による消費への影響が想定以上となっており、また、政府の救済策の一環として実施していた一連の失業者緊急支援措置が失効します。

 そのため景気循環株は引き続き伸び悩み、S&P500やナスダックと比較して上値の重い展開となりそうです。最高値圏でのもみ合いの展開が想定されます。