「いつでも」「いくらでも」買える投資信託は資産形成の強い味方

 投資信託の魅力の一つは、需要量と供給量に関係なく、原則として好きなタイミングで購入も解約もできるという点です。

 積み立てと相性のよい金融商品として、投資信託が取り上げられるのも、やはり、あらかじめ指定した日に、指定した金額分だけを購入できるからです。

 しかし、その投資信託も買いたいときに買えなかったり、まれに「売り切れ」状態になったりすることがあるということをご存じでしょうか。

 決して頻繁に起きるわけではありませんが、長期にわたって投資信託と付き合っていく上では、今後、遭遇する可能性もありますので、知識の一つとしてぜひ覚えていただきたいと思います。

 投資信託の目論見書の「お申し込みメモ」ページには、購入前に確認すべき重要事項が項目別に記載されています。

 この中の「購入・換金申込受付の中止及び取消し」という項目には、どの投資信託にも、以下のような記載があります。

取引所等における取引の停止、外国為替取引の停止、決済機能の停止、その他やむを得ない事情があるときは、委託会社は、受益権の取得申込み・換金請求の受付を中止すること、およびすでに受け付けた取得申込み・換金請求の受付を取消すことができます。

 ここの大きなポイントは、取引所が停止したり、やむを得ない事情に見舞われたりした場合に、「運用会社の判断で」購入や換金(解約)の受付を停止できるという点です。

 例えば、投資対象地域において非常事態(台風を含む自然災害、金融危機、クーデターをはじめとした政治体制の変更など)が発生すると、取引所が停止されることがありますが、こうした事態が起きた場合でも、投資信託の購入・換金の受付を停止するかどうかの最終的な判断は、運用会社に委ねられています。

 では、この「その他やむを得ない事情」にはどのようなものが含まれるのでしょうか。