楽天DI  2021年6月 

楽天証券経済研究所 根岸 美知代

「ふるさと納税で節税していますか?」

【今月の質問1】 2020年は、ふるさと納税をしましたか?

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

【今月の質問2】 2021年のふるさと納税は、いつしましたか、または、いつする予定ですか?(複数選択可)

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 2021年も「ふるさと納税はしない」が一番多く33.1%、続いて「10~12月」24.8%、「4~6月」16.8%、「7~9月」13.9%でした。2020年に行ったアンケートと比べてみると、ふるさと納税をする方の多くは、10~12月が多いようです。

【今月の質問3】 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、ふるさと納税「緊急支援品」(※)というのがあるのを知っていますか。

(※)新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費が大幅に落ち込んでいる高級食材などを「緊急支援品」としてふるさと納税返礼品に提供する自治体が増え、話題となっています。

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 ふるさと納税の返礼品について、総務省は2019年6月から「寄付金額の3割以下」「地場産品に限定」というルールを適用しています。「緊急支援品」は、外食向けの売り上げ激減で価格が落ち込んだ食材などを返礼品に活用するもので、価格が下がった分、従来より量が多めになる場合もあります。

 フードロス削減・生産者支援の観点に加え、返礼品の魅力が増していることもあり、緊急支援品に注目する方もいらっしゃいます。

【今月の質問4】 ふるさと納税の他に、利用している節税制度はありますか?(複数回答可)

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 2021年は、「NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)またはつみたてNISA」を利用している方が半数近くの49.4%、「iDeCo(確定拠出年金)」19.8%、「医療費控除」が19.0%、「特にない」が11.8%という結果となりました。

 2020年と比べると「NISAまたはつみたてNISA」「iDeCo」で資産運用する方が少し増えております。

 今回もたくさんのご意見をいただきまして、ありがとうございました。