2021年4~5月中に買った&売った銘柄

 ポイント投資で保有している銘柄のうち、4~5月中に売ったり、ポイントで買い足したりした銘柄とその理由を解説します!

売った銘柄

 好成績銘柄で解説した株式以外で売却した銘柄は以下のとおりです。

▼【株式】 東日本旅客鉄道(9020)

 緊急事態宣言の解除後はリバウンドが期待できるかと考えて購入しましたが、5月に入って株式市場全体が崩れ始めたので売却しました。

 以上の他、5月は日米ともに一時VIX指数(シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出している数値で、数値が高いほど、投資家が先行きに対して不安を感じていることを示す。別名「恐怖指数」)が大きく上昇し、株式市場が崩れかかったので、安全第一で保有銘柄を全売却してフルキャッシュにしました。

 バイ&ホールド、機動的な売買のどちらが適しているのかは人それぞれですが、私の場合はできる限りドローダウンは抑制するという方針のもとで資産運用を行っているので、不穏な雰囲気になった時は一旦クローズして様子を見ることにしています。売却した銘柄は以下のとおりです。

▼株式

NFNASDAQ100連動(1545)

NFNYダウ(1546)

上場米国株式(1547)

キャンドゥ(2698)

日産自動車(7201)

イオンフィナンシャルサービス(8570)

三菱地所(8802)

▼投信

netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)

 以前、対面証券で購入した投資信託で、主要インデックスファンドと比較すると目覚ましいパフォーマンスを発揮していました。第6回楽天証券ファンドアワードにも選定されていたので、ポイント投資でも購入しましたが、5月に入って米国ハイテク株が崩れ始めたので、安全第一で売却。結果は微損となりました。

買った銘柄

 市場全体が落ち着いた5月中旬~下旬に主に多くの銘柄を購入。6~9月は平均的には軟調となっているので、バリュー株中心に防御重視のポートフォリオを構築しました。

 まずは株式市場が軟調になった上旬にいったん売却していた日産自動車(7201)三菱地所(8802)イオンフィナンシャルサービス(8570) を買い戻し、アイフル(8515) は売却→購入→200株残して売却という流れでトレード。また、これまで言及した銘柄の他、以下の銘柄に新規で投資しました。

▼【株式】岡谷鋼機 (7485)

 5月30日時点で実績PBR(株価純資産倍率)0.38倍、予想PER(株価収益率)6.59倍、予想配当利回り2.49%のバリュー銘柄です。3月31日発表の本決算が良く、買うかどうか迷っていたら上昇してしまいましたが、5月中旬にかけて崩れたので購入しました。

▼【株式】東海旅客鉄道 (9022)

 ワクチンが進展して経済が正常化したら、株価のリバウンドが期待できると考えて購入しました。単純極まりない投資ですが、2020年もコロナウイルスがまん延しているので、相対的に影響が少ないハイテク・IT銘柄というシンプルな考えが機能しました。誰でも予想できるような単純な話でも意外とうまくいくことは多々あるので、JR東海にも期待したいと考えています。

▼【株式】日本電計 (9908)

 低PBR・低PERのバリュー銘柄で、5月11日に発表された決算が素晴らしかったので、購入しました。株価や市場が崩れない限りはしばらく保有の予定です。

▼【株式】野村ホールディングス (8604)

 投資会社「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」との取引で2,457億円という大損失を出したことから、株価が大きく下落していました。類似の損失が今後も続く可能性はリスクですが、もしないようなら株価がリバウンドすると考えて購入しました。5月30日時点で実績PBR0.69倍、予想PER7.2倍、予想配当利回り5.78%となっています。

▼【株式】南陽(7417)

 5月30日時点で実績PBR0.6倍、予想PER8.44倍、予想配当利回り3.56%のバリュー銘柄です。5月11日発表の本決算、2022年3月期の会社予想が良かったので購入しました。

▼【株式】三菱UFJフィナンシャルFG (8306)

 米国の金利上昇局面では日本の銀行業の株価が強い傾向にあり、5月に日経平均やTOPIXが大きく下落した際にも、銀行株は相対的に底堅かったので購入しました。市場が崩れない限りはしばらく保有しようと考えています。5月30日時点で実績PBR0.48倍、予想PER9.54倍、予想配当利回り4.28%です。

▼【株式】ソフトバンクグループ (9984)

 5月10日の高値から短期間で約21%と大幅に調整したので、目先リバウンドが期待できそうと考えて購入しました。長期保有の予定はなく、動向を注視して適宜クローズする方針です。今後は戻るようなら付いていって利を伸ばし、反落するようなら売却します。

▼【投信】野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(Funds-iフォーカス米国株式配当貴族)

 今年に入ってバリュー株優位となっており、この連載のポイント投資でも楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドが好調でしたので、もう一つ高配当銘柄群に投資する投資信託を購入してみました。米国の株式を、実質的な主要投資対象とし、S&P500配当貴族指数(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行う投資信託です。組入上位銘柄はNUCOR CORP、PEOPLES UNITED FINANCIAL INC、CINCINNATI FINANCIAL CORP、FEDERAL REALTY INVS TRUST、PPG INDUSTRIES、GENERAL DYNAMICS等です。この投信は25年以上、連続で増配している米国企業に分散投資しているファンドです。