2021年5月末時点のポイント投資資産「121万4,840円」

 こんにちは、ポイント投資を実践している、まつのすけです。楽天ポイントを使ったポイント投資で100万円を目指していましたが、連載開始後、1年2カ月で無事達成したので、次は300万円を目指してがんばることになりました! 引き続きご覧いただけますとうれしいです。今後とも応援よろしくお願いいたします!

 4月の株式市場は堅調でしたが、5月前半には崩れました。しかし、中旬を底として月末にかけては再び上昇傾向となり、今後に期待を持てそうな展開です。

 ただ、6~9月は、過去平均では軟調な傾向があり、前回の暴落だった2009~2010年も調整局面がありました。私としては警戒モードでバリュー株を中心に守備重視であり、崩れそうになったらいったん安全策でキャッシュ化して、問題なさそうなら戻るという方針で臨みます。

 2021年5月末時点での、ポイント投資で得た資産を発表しましょう! 株式では好決算のアイフルによって大幅増となり、投資信託は微増、暗号通貨は大きく下落しました。ポイント投資で得た資産は、5月末時点で合計121万4,840円。3月末と比較してポイント投資による資産額は+16万5,474円となりました。

4~5月にゲットした楽天ポイントは19,538ポイントでしたが、そのうち、投資に使える普通ポイントは3,717ポイントで、それをほとんどポイント投資に投入しました。そして、5月末時点で、ポイント投資で得た資産額は121万4,840円。3月末の残高:104万9,366円と比較すると16万5,474円プラスに!

 好決算銘柄、5月に株価が大きく下落してリバウンドが狙える銘柄が続出したので、余剰キャッシュやポイントはほぼゼロとなりました。ただ、市況が暗転したらキャッシュ化するなど機動的に売買します。

 ポイント投資で購入し、今も保有している投資信託では、今月は先進国株式、全世界株式、NASDAQ、全米株式に連動する投信のパフォーマンスが良好でした。他方、FANG+、香港ハンセン指数、ひふみプラスは相対的に軟調な展開となりました。

▼ポイントで買って保有している投資信託・騰落率ランキング(追加投資分は除く)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド 6.33%
つみたて先進国株式(為替ヘッジあり) 5.93%
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 5.69%
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 5.26%
楽天・全米株式インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式)) 5.22%
楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式) 5.03%
楽天・米国高配当株式インデックスファンド 4.45%
iFreeNEXT NASDAQ次世代50 4.04%
楽天・新興国株式インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド(新興国株式)) 3.00%
iFreeNEXT FANG+インデックス 3.00%
香港ハンセン指数ファンド 1.64%
ひふみプラス ▲3.10%

 楽天ウォレットでの仮想通貨(暗号資産)のポイント投資は、3月末比▲37.79%と暴落しました。長らく大幅な上昇が続いていましたが、4~5月は大きく崩れました。仮想通貨については正直どうなるか、まったく分からないので、このまま少額をホールドしようと思います。

長らく大幅な上昇を続けてきたビットコインは大幅な調整局面に。

2021年4~5月の概況&好成績銘柄TOP5!

 2021年4月1日~5月31日の間、ポイント投資で保有している銘柄のうち、成績が良かった上位5位を発表!

▼1位【株式】マネーフォワード(3994)
騰落率:+12.43%(16万8,145円→18万9,051円)
コメント:4月13日発表の第1四半期で経常利益が黒字化したことで、株価が大きく上昇しました。しばらく強い動きが期待できるかと考えて、余剰資金をすべて投入。首尾よく上昇し、崩れそうになった時に利益確定しました。

▼2位【株式】楽天グループ(4755)
騰落率:+11.76%(12万7,856円→14万2,896円)
コメント:マネーフォワードの売却後、何か買う銘柄はないか探したところ、楽天グループが日本郵政との提携で大きく株価が上昇した後、調整してから再上昇するようなチャートになっていたので購入。大陰線(普段よりも値下げの幅が大きかったことを示すローソク足チャート。下がる理由が何かあると考えられ、弱気に走る投資家が多い)が出たタイミングでクローズしました。

▼3位【株式】アイフル(8515)
騰落率:+11.69%(トータル89万5,030円→99万9,664円)
コメント:5月12日発表の本決算が予想を上回り、さらに2022年3月期の会社予想もコンセンサス(市場予想平均)を大幅に上回る結果となりました。

 余剰キャッシュをすべて投入して勝負したところ、購入後は首尾よく短期間で大幅に上昇したので、200株残して利益確定しました。これは私としては大胆な取引であり、下手すると虎の子である100万を割るリスクもありましたが、何とか利益を得ることができてよかったです。

▼4位【株式】キャンドゥ (2698)
騰落率:+11.14%(19万3,848円→21万5,894円)
コメント:5月末が権利確定日の企業で、そこに向けた株価上昇を期待して3月に購入していた銘柄です。GW明けの5月半ばに株式市場全体が崩れ始めたので、キャンドゥは底堅い値動きでしたが、利食い千人力(その銘柄を購入した価格より値上がりして、利益が出ている時点で売却し、利益を確定すること)の観点で売却しました。

▼5位【投信】<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド
騰落率:+6.33%(158円→168円)
コメント:4~5月の2カ月間は、久しぶりに先進国株式に連動する投資信託が好調でした。米国株の騰落以上に、米国以外の先進国株式も好調な期間でした。米国一本足打法か、それ以外の国も取り入れるかは好みにも左右されます。分散投資か集中投資かという論点とも密接に絡みあう論点です。

2021年4~5月中に買った&売った銘柄

 ポイント投資で保有している銘柄のうち、4~5月中に売ったり、ポイントで買い足したりした銘柄とその理由を解説します!

売った銘柄

 好成績銘柄で解説した株式以外で売却した銘柄は以下のとおりです。

▼【株式】 東日本旅客鉄道(9020)

 緊急事態宣言の解除後はリバウンドが期待できるかと考えて購入しましたが、5月に入って株式市場全体が崩れ始めたので売却しました。

 以上の他、5月は日米ともに一時VIX指数(シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出している数値で、数値が高いほど、投資家が先行きに対して不安を感じていることを示す。別名「恐怖指数」)が大きく上昇し、株式市場が崩れかかったので、安全第一で保有銘柄を全売却してフルキャッシュにしました。

 バイ&ホールド、機動的な売買のどちらが適しているのかは人それぞれですが、私の場合はできる限りドローダウンは抑制するという方針のもとで資産運用を行っているので、不穏な雰囲気になった時は一旦クローズして様子を見ることにしています。売却した銘柄は以下のとおりです。

▼株式

NFNASDAQ100連動(1545)

NFNYダウ(1546)

上場米国株式(1547)

キャンドゥ(2698)

日産自動車(7201)

イオンフィナンシャルサービス(8570)

三菱地所(8802)

▼投信

netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)

 以前、対面証券で購入した投資信託で、主要インデックスファンドと比較すると目覚ましいパフォーマンスを発揮していました。第6回楽天証券ファンドアワードにも選定されていたので、ポイント投資でも購入しましたが、5月に入って米国ハイテク株が崩れ始めたので、安全第一で売却。結果は微損となりました。

買った銘柄

 市場全体が落ち着いた5月中旬~下旬に主に多くの銘柄を購入。6~9月は平均的には軟調となっているので、バリュー株中心に防御重視のポートフォリオを構築しました。

 まずは株式市場が軟調になった上旬にいったん売却していた日産自動車(7201)三菱地所(8802)イオンフィナンシャルサービス(8570) を買い戻し、アイフル(8515) は売却→購入→200株残して売却という流れでトレード。また、これまで言及した銘柄の他、以下の銘柄に新規で投資しました。

▼【株式】岡谷鋼機 (7485)

 5月30日時点で実績PBR(株価純資産倍率)0.38倍、予想PER(株価収益率)6.59倍、予想配当利回り2.49%のバリュー銘柄です。3月31日発表の本決算が良く、買うかどうか迷っていたら上昇してしまいましたが、5月中旬にかけて崩れたので購入しました。

▼【株式】東海旅客鉄道 (9022)

 ワクチンが進展して経済が正常化したら、株価のリバウンドが期待できると考えて購入しました。単純極まりない投資ですが、2020年もコロナウイルスがまん延しているので、相対的に影響が少ないハイテク・IT銘柄というシンプルな考えが機能しました。誰でも予想できるような単純な話でも意外とうまくいくことは多々あるので、JR東海にも期待したいと考えています。

▼【株式】日本電計 (9908)

 低PBR・低PERのバリュー銘柄で、5月11日に発表された決算が素晴らしかったので、購入しました。株価や市場が崩れない限りはしばらく保有の予定です。

▼【株式】野村ホールディングス (8604)

 投資会社「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」との取引で2,457億円という大損失を出したことから、株価が大きく下落していました。類似の損失が今後も続く可能性はリスクですが、もしないようなら株価がリバウンドすると考えて購入しました。5月30日時点で実績PBR0.69倍、予想PER7.2倍、予想配当利回り5.78%となっています。

▼【株式】南陽(7417)

 5月30日時点で実績PBR0.6倍、予想PER8.44倍、予想配当利回り3.56%のバリュー銘柄です。5月11日発表の本決算、2022年3月期の会社予想が良かったので購入しました。

▼【株式】三菱UFJフィナンシャルFG (8306)

 米国の金利上昇局面では日本の銀行業の株価が強い傾向にあり、5月に日経平均やTOPIXが大きく下落した際にも、銀行株は相対的に底堅かったので購入しました。市場が崩れない限りはしばらく保有しようと考えています。5月30日時点で実績PBR0.48倍、予想PER9.54倍、予想配当利回り4.28%です。

▼【株式】ソフトバンクグループ (9984)

 5月10日の高値から短期間で約21%と大幅に調整したので、目先リバウンドが期待できそうと考えて購入しました。長期保有の予定はなく、動向を注視して適宜クローズする方針です。今後は戻るようなら付いていって利を伸ばし、反落するようなら売却します。

▼【投信】野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(Funds-iフォーカス米国株式配当貴族)

 今年に入ってバリュー株優位となっており、この連載のポイント投資でも楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドが好調でしたので、もう一つ高配当銘柄群に投資する投資信託を購入してみました。米国の株式を、実質的な主要投資対象とし、S&P500配当貴族指数(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行う投資信託です。組入上位銘柄はNUCOR CORP、PEOPLES UNITED FINANCIAL INC、CINCINNATI FINANCIAL CORP、FEDERAL REALTY INVS TRUST、PPG INDUSTRIES、GENERAL DYNAMICS等です。この投信は25年以上、連続で増配している米国企業に分散投資しているファンドです。

2021年4~5月にゲットした楽天ポイントは「19,538ポイント」!

4~5月はキャンペーン、SPU、楽天カード、Rebatesの3分野において、まとまった楽天ポイントを獲得しました。また、メールだけで簡単にGET!

楽天グループのメールでポイントをGET可能! 

 楽天ポイントを大量に得るには、お買い物マラソン等のキャンペーン、楽天カード&SPU、ネット通販がお得になるRebates等が有力です。ただし、お買い物の金額が大きくないと貯まりにくい側面はあります。

 しかし、誰でもサクッと簡単に楽天ポイントを得られる方法もあります。楽天カード特典付きニュース、メールdeポイントに登録すると、届くメール内の広告を選択(タップもしくはクリック)するだけで、楽天ポイントを得られますよ!

 1回あたりのポイント数は1ポイントなど地味ですが、ノーリスクですし、レジやエレベーターの僅かな待ち時間などで、楽天ポイントを獲得できるのが大きなメリットです。

 また、楽天グループのポイントサイトとしては、「Rebates」の他「もらえるモール」もあります。もらえるモールで得たポイントは、1ポイント単位で楽天ポイントもしくは楽天Edy残高に交換できるのが利点です。対象店舗が異なっているので、Rebatesにないお店は「もらえるモール」をチェックしてみましょう!

 ショッピング、スマホアプリ、ポイントモールなど多方面の角度から楽天ポイントをゲットした結果として、4~5月は合計で19,538ポイントを獲得できました。

ポイントサイト「もらえるモール」で1,100円相当のポイントをGET!ポイ活は資産形成に役立ちます!

新コーナー!投資初心者&ポイ活初心者の質問に、まつのすけさんが答えます! 

Q.「楽天ポイントで、投資信託の積立をしていますが、売り時が分からないのでほったらかししています。それでいいのかな?」

A. 楽天・全世界株式インデックスファンド、楽天・全米株式インデックスファンド等、十分に分散されており、今後も経済成長とともに大局的には上昇が期待できる投資信託の積立をしているのであれば、売らずにバイ&ホールドでいいと思います。

 ただし、若年層の方でリタイアまで投資信託を使った積立投資を長年にわたって継続する場合、残高が積み上がってからの値動きが、生涯にわたるパフォーマンスに大きな影響を及ぼすので、たまたま相場が低迷している時期に換金売りせざるを得なくならないように、資金管理に気をつけるのが無難だと思います。

 また、PERが40倍・50倍・60倍といったバブル相場になった場合は、その後に大幅に調整する可能性があるので、売却も選択肢になります。売るとしたら、

(1)一度に売り切らない
(2)上昇している最中は売らず崩れ始めてから売約する

 の2点を心がけると無難です。

 また、テーマ性の高い投資信託については、テーマが織り込まれて基準価額が下がり始めたら売却するのが無難だと思います。

 私の例は昨年原油価格が大きく下落した時にリバウンド狙いでデュレーションが長くてロールオーバーの悪影響を受けにくい原油投信を購入しましたが、こういう投信は長期保有ではなく適宜の利益確定が無難です。

100万円達成までの道のりも見ることができます!まつのすけさんがどのタイミングで何を買い、何を売ったのか、要チェック!