投資ビギナーへのアドバイス

Q:初めて買った銘柄を売るときのタイミングや気を付ける点について教えてください。
A:投資格言に学びながら、値動きを冷静な目で見ることが大切だと思います。

 投資の格言に「利食い千人力」という言葉があります。

 株価が買ったときよりも膨らんでいても、その株を売って利益を確定しないと実際には手元の資金は増えません。相場は生き物なので、株価が高いときもあれば低いときもあります。「今の株価はとても高いんじゃないか」と思ったら、保有している株を売って、また安くなったときに購入するのも良いと思います。

 ただ、「まだはもうなり、もうはまだなり」という投資格言もあります。「まだまだ上がる!」と思っていると、そこがもう天井だったり、「もう下がらないだろう」というときに限って、まだまだ下がる、という教えです。今の状況はどちらの格言が当てはまるのか、冷静に考えながら売買をしましょう。

Q:少額での投資が大きな利益を生んだのはどんなタイミングでしたか? 
A:持ち株会への積み立てで成功したタイミングで、時間を味方にコツコツ買い続ける仕組みが自分に合っていることがわかりました。 

 大きな利益を得たのは持ち株会を通じた自社株です。毎月1.5万円、ボーナス時には5万円を積み立てていました。その持ち株が株式分割されて、気がつくと数百株に増え、株価も順調に伸びていきました。

 少額で始めたFXや小型株で損ばかりした失敗を通じて、自分は意思が弱く「すぐに買いたくなる」「すぐに売りたくなる」ということに気が付いた頃でした。私には「時間を味方につけ、自分の意思とは関係なくコツコツ買い続ける仕組み」が向いていると理解しました。

 それからは、育児や仕事が忙しいこともあり、寝ている間に相場が始まって終わる米国株やつみたてNISAに資産を投入するようになって、「心をすり減らさない投資」ができていると思います。

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