さぶさん流・少額ポートフォリオ

1,000円で投資するなら?

商品名 商品の種類 投資先 割合
楽天・全米株式インデックス・ファンド インデックスファンド 米国株式 50%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) インデックスファンド 米国株式 50%

●この銘柄を選んだ理由
 何も考えずに米国企業に投資できるためです。

 どちらか一方でもいいなと思ったのですが、どちらのパフォーマンスがいいかなど振り返ってみたいので500円ずつにしました。

●この銘柄の売り時はいつ?
 どちらも売り時は決めずに、保有し続けます。

1万円で投資するなら?

商品名 投資先 割合
アッヴィ(ABBV) 米国株式 65%
グラクソ・スミスクライン(GSK) 米国株式 35%

●この銘柄を選んだ理由
 1株からでも買える米国株に魅力を感じています。先進国の高齢化が進む中、生きるために必要な医薬品を提供している企業は配当も高く、今後も成長が見込めると考えています。

 アッヴィ(ABBV)は米国のバイオ医薬品メーカーで、リウマチ薬などが有名。将来性と配当の高さが魅力です。グラクソ・スミスクライン(GSK)は世界的な製薬会社で、日本でも市販のかぜ薬「コンタック」が有名です。こちらは高配当に加え、安定性で選びました。

●この銘柄の売り時はいつ?
 ともに保有を続けますが、株価が1.5倍ぐらいになるタイミングがあれば利益確定してもいいと思います。

3万円で投資するなら?

商品名 投資先 割合
アップル(APPL) 米国株式 45%
プロクター&ギャンブル(PG) 米国株式 45%
AT&T(T) 米国株式 10%

●この銘柄を選んだ理由
 自分の生活に根付いた企業を選びました。

 アップル(AAPL)は、私自身が長年iPhoneを愛用していて今後も同社の製品に期待しているので、値上がり益を狙って投資したいです。

 プロクター&ギャンブル(PG)はCMなどでよく見る、おなじみの生活必需品を作っているので、安心して投資できます。株主配当にも期待できます。

 少し資金が余りましたので、少額で超大手企業の株主になれるAT&T(T)を選びました。同社は、日本でいうとNTTのような通信会社で、配当利回りがとても高く、3,000円くらいの少額資金で購入できる点が魅力です。

 生活に根付いた銘柄を持つと、自分の生活の景色が変わってきます。アップルに投資していると、アップル製品をたくさん身に着けた人を見るとうれしくなりますし、P&GのCMを見ると「今回の商品は売れそうだなー」と、同社が発売する商品動向が気になってくるようになります。

●この銘柄の売り時はいつ?
 3銘柄とも、基本的に長期保有していきたいです。アップルは、もしiPhoneよりも使いたいスマートフォンが出てきたら、売り時を検討してもいいかもしれません。

10万円で投資するなら?

商品名 投資先 割合
ENEOSホールディングス(5020) 国内株式 50%
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 国内株式 50%

●この銘柄を選んだ理由
 いずれも株主配当が高く、身近な企業を選びました(現在の株価だと2銘柄で10万円を少しオーバーしているかもしれません)。

 毎日車に乗り、ガソリンにお世話になっている方も多いと思います。ガソリン価格は、原油価格やドルの為替レートなどの動向を色濃く反映しています。ENEOSの株価もそれに連動するところがあり、保有していると経済のニュースに敏感になれます。

 三菱UFJ銀行に口座を持っている人は多いと思いますが、口座に5万円預けていても、金利は0.001%なので全然利息が付きません。しかし同社の株を保有すれば、配当利回りが現状4%程度ありますので、100株6万円前後の資金で、年間2,000円くらい配当がもらえます。

●この銘柄の売り時はいつ?
 ともに株価が1.2倍ぐらいになったタイミングで利益確定するのがいいと思います。

つみたてNISA枠またはNISA枠で投資するなら?

商品名 商品の種類 投資先 割合
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) インデックスファンド 米国株式 33%
eMAXIS Slim先進国株式インデックス インデックスファンド 全世界株式 33%
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) インデックスファンド 全世界株式 33%

●この銘柄を選んだ理由
 私が保有している投資信託で、昨年のパフォーマンスが良かった銘柄を3つ選びました。

 昔、証券会社で販売していた経験上、投資信託には「手数料が高い割になかなか上がらない」という印象があったのですが、最近はいい商品が出てきており、何も考えず投資していくには最適だと思っています。

 投資信託選びでは手数料が安いことが基本で、「eMAXIS Slim」シリーズはその条件を満たしています。また、投資対象の中身がわかりやすく、自分がどこに投資しているのかクリアになるので、初心者の方にはおすすめです。

 すべて「インデックス」という、株式市場の代表的な指数に連動する投信です。ニュースを見て「アメリカの株価は好調なんだな」と思うようなざっくりとした感覚が、そのまま商品の値動きと結びついています。そういう意味で「投資のことはよくわからないけど、やってみたい」という方には基本中の基本の商品だと思います。

 3つの違いは、投資対象が、米国だけの株価なのか、先進国の株価をパックにしたものなのか、新興国も含めた全世界の株価のパックなのか、という点です。3種類保有することで、世界全体の動向を見たときにそれぞれの値動きがどうなるか、わかるのではないかと思います。

●この銘柄の売り時はいつ?
 3銘柄とも、長期保有しておきたいです。