注目の中国株3:平安健康医療科技(01833)

 AI(人工知能)技術を駆使し、豊富な医療従事者を配し、オンラインで医療サービスを展開する中国平安保険の関連会社です。売上高の半分以上は医療関係商品のネット通販によるものですが、粗利益ベースでは、既にオンライン医療が半分近くを占めています。

2020年12月期における売上高、粗利益の状況

注1:美容整形、歯科医院、人間ドック、検体検査など
注2:ネット通販
注3:広告宣伝収入
単位:百万元、%
出所:2020年12月期年報より

 2020年12月期業績は36%増収でしたが、9億4,848万元の赤字でした。赤字幅は2019年12月期よりも2億1,462万元拡大しています。この収益悪化は全力でAI開発、専属医師の囲い込みなどを行っているからです。ネットビジネスはどこも同じでしょうが、“プラットフォームを作り上げたものが独り勝ち”といったところがあります。これから数年が勝負の分かれ目です。

 上場企業であり資金調達力がある上、資金力があり、ハイテク投資に力を入れる平安保険が親会社であるという点が最大の強みです。

注目の中国株4:阿里健康(00241)

 アリババ集団(09988)の子会社で医薬品、健康食品、医療機器、コンタクトレンズなどのネット販売を行う会社です。

 部門別売上高(2020年9月中間期)では、オンラインストア「阿里健康大薬房」が84%、アリババ集団のネット販売プラットフォームである天猫や、アリババ集団が展開する実店舗とオンライン取引を融合させた新型小売モデルルートが13%、オンラインストア「阿里健康大薬房」に付随した形で展開するオンライン医療などが2%、その他が1%です。

 2020年9月中間期は74%増収、2億8,343万元の黒字(前年同期は110万元の赤字)でした。新型コロナ禍による医薬品需要の拡大に、外出制限によるネット販売需要の拡大が重なり、好業績となりました。

 平安健康医療科技のオンライン医療を追いかける形ですが、同社にはアリババ集団の持つ流通プラットフォームが利用できるといった利点があります。