今週の指標:日経平均株価

 目先の株価は新型コロナ感染拡大で、チャートからはいったん下放れも想定されるようになってきています。前述したように、2月16日の3万714円をピークにアタマを重くしており、現在、もみ合いが25日移動平均線を下値に続いています。

 この25日移動平均線(16日時点2万9,542円)を終値で切ると下放れとなって、75日移動平均線(16日時点2万9,045円)がサポートラインになりますが、ここを切ると当面、調整入りとなります。

 一方、新型コロナ感染第4波の拡大が限定的であれば、過剰流動性の地合いは変わらないので、米国株式に遅れて反応し、3万208円を上に抜ければ逆に上放れとなります。