今週の指標:NYダウ平均株価

 決算シーズンに入った中で、新型コロナのワクチン接種が加速しており、経済活動正常化期待が高まって株価の上昇要因となります。バイデン米政権は、これまでの1.9兆ドルの経済対策に続いて、2兆ドル規模のインフラ投資計画を提案しており、さらなる支援拡大も辞さない姿勢を示しています。

 FRB(米連邦準備制度理事会)も3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で経済や雇用が「望ましい」水準をかなり下回る水準で緩和の条件を満たすには程遠いとしており、早期の緩和縮小の思惑は後退。結果的に中期金利の上昇は小幅の上げとなりました。そのためナスダック総合株価指数の上昇も期待できることになります。