先進国債券部門

 先進国債券市場は、2018年後半以降、主要先進国の債券利回りが低下傾向となったことから、債券価格が上昇し、成績が向上したファンドが目立ちました。この結果、「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し」分類平均インデックスのトータルリターンの上昇率は、過去3年間で4.02%、直近1年間で4.05%となりました。しかしながら、インデックスファンドが総じて効率的な成績を収めた結果、「該当なし」という結果となりました。

国内債券部門

アクティブファンド

  銘柄名 委託会社名
最優秀 エス・ビー・日本債券ファンド 三井住友DSアセットマネジメント

 国内債券市場は、2018年までは世界的な金融緩和策を背景に長期金利が低位安定、2019年後半にかけては景気減速懸念から長期金利がマイナス圏まで低下し、債券価格は上昇しました。2020年以降は、コロナショックで長期金利が一時的に急低下しましたが、1年を通じて金利はやや上昇し、債券価格は下落しました。「国内債券」分類平均インデックスのトータルリターンの上昇率は、過去3年間で0.65%、過去1年間で▲0.92%となりました。総じて、運用コストが低いインデックスファンドが効率的な成績を収めたものの、一部のアクティブファンドがインデックスファンドを上回りました。

 投票の結果、エス・ビー・日本債券ファンド が最優秀賞に選出されました。