先週の結果

1週間で約1,200円の下落。節分天井、彼岸底の格言となるのか

 先週の予測では、決算が始まり、様子見となりそうなため一進一退の動きを想定しました。日経平均は、4週連続の陽線となっており、2万9,000円を前に上値の重い展開が続き、上に行くには、いったんスピード調整なり日柄調整が必要なところでした。

 すでにチャート(柴田罫線)での上昇の仕方を見ると、「ろく買」という買い法則が3回連続で出来上がっており、一般的なチャートでは三空天井という型になってきています。

 そこで先週「当面は、『上げ続ける相場はない「節分天井、彼岸底」』などの格言を念頭においての投資行動になる。用心して買わずに、儲(もう)け損なっても実害はないのであるから、無理して買って大きく損をするよりは、いいことだと前向きに考えるべきところです」とコメントしました。

 そして、先週は結果的に大きな下落が3回あり、26日(火)の▲276円、28日(木)の▲437円、29日(金)の▲534円と1週間で約1,200円の下落となりました。これは決してまぐれの予測ではありません。予測は占いではなく、いくつかのシナリオを作って、相場環境を考慮しながらのコメントだからです。