NYダウも下げ足を早める
■(図3)米NYダウ(日足)とMACD(2021年1月29日取引終了時点)
NYダウも週末にかけて下げ足を早める格好になっています。その前は3万1,000ドル近辺でもみ合う展開が続いていたため、丸く山を描くような天井圏(ラウンドトップ)を形成しているように見えます。株価と移動平均線との絡みでは、25日移動平均線の下放れと75日移動平均線への接近、5日と25日移動平均線の「デッド・クロス」、そして、下段のMACDも、前週に下抜けクロスが出現し、その後も下向きに推移しています。
■(図4)米NYダウ(週足)とMACD(2021年1月29日取引終了時点)
また、週足でみたNYダウは、株価水準は13週移動平均線がまだサポートとして機能しているほか、MACDの下抜けクロスもギリギリのところでまだクロスになっていません。一応、NYダウも日経平均と同様にまだトレンド自体は崩れていないと言えますが、MACDから見るとあまり楽観できない状況です。