外食・小売業には株主優待で魅力の銘柄が多いが、コロナ禍でダメージ大
3月は、1年間で一番、株主優待の権利が確定する銘柄の多い月です。楽天証券「株主優待検索」によると、784銘柄で優待の権利が確定します(3月1日時点)。
ただし、優待での人気銘柄が多い外食・小売業には、まん延防止等重点措置でダメージを受けている銘柄が多く、優待をもらうために投資した後に株価が下がる不安もあります。また、ウクライナ情勢の緊迫化、米利上げなどのリスクも懸念されます。
今日は、「優待ただ取り」といわれる手法について解説します。優待を取るために投資した後、株価が下がるリスクを負わずに、優待の権利だけ獲得する方法です。ネットで「優待ただ取り」と紹介されることが多いですが、正確にいうと「株主優待を、低コスト・低リスクで得る方法」です。取引手数料・貸株料などのコストがかかります。
信用取引の一種、「つなぎ売り」を使うことで、株価下落リスクを負わずに優待を獲得することができます。