1:新型コロナ克服も⁉アフターコロナを見据えた市場へ

「2021年はアフターコロナが意識されるでしょう。すでに多数の製薬会社のワクチン開発・供給、実際の接種に向けた動きが進んでおり、2021年の末には新型コロナウイルスの完全克服も視野に入ります。そうなると、2020年の株式市場を支えてきた金融緩和は当面維持されるものの、縮小を見据える展開になってくるはず。金利が上昇し、逆に株式は調整局面入りする可能性もあります。少なくとも、セクターごとの差がはっきり出るでしょう。すでに米国の大手ハイテク株に代表される成長株はかなりオーバーバリュー。ポジションを極端に落とす必要はないと思いますが、2020年なみの成長を維持、継続するのは厳しそうなので、一定の金額は投資しておきながら、相場が動けばスポット参戦したりすることで、手堅い投資を追求したほうがいいと思います」(たぱぞうさん)

2:いつでもどこでも仕事

  2020年、世界を襲った新型コロナウイルスは、好むと好まざるとにかかわらず、人々の生活様式を激変させた。その変化は今後、ニューノーマルとして定着するだろうというのが、たぱぞうさんの読みだ。

「コロナ禍で急速に普及したリモートワークが定着、さらに進化するかもしれません。どこで働くかという『場所』だけでなく、いつ働くかという『時間』の制約も受けないで仕事ができる暮らしがごく当たり前になると思います。実際、私はすでにそういった完全リモートの生活を実践しています」(たぱぞうさん)

3:減り続ける出張や会合

「会合や会議や商談、営業、当然、出張などもそうですが、Zoomなどのビデオ通話で代替可能なものはすべて、なくなってもおかしくないと思います。少なくとも、どんどん減り続けていくでしょう。私自身、今は会合や勉強会なども極力、Zoomで対応しています」(たぱぞうさん)