1:じげん(3679・東証1部)

「転職EX」や「賃貸スモッカ」など求人や不動産関連の情報まとめサイトを運営するネット企業。「もともと高収益な優良企業ですが、ここ数年は成長の鈍化が見られたことで株価が割安水準になっています。事業で稼いだ現金で積極的にM&A(買収や合併)を行うという戦略を取っていますが、こういったM&Aに対する市場の見方は、今は少しシビアなものになっています。ただ、M&A戦略に対する市場の評価が変われば、株価的にも有望な面白い企業だと考えています。買収したリフォーム見積もり会社や比較サイトなどが今後、業績拡大すれば、株価の上昇にも期待が持てそう。11月末時点で総資産の8%をこの株に振り向けています」(すぽさん)

2:ブティックス(9272・東証マザーズ)

 介護機器と介護事業者のマッチングや介護業界のM&A仲介事業などを手がける企業。「コロナ禍で展覧会のオンライン化などを余儀なくされたことで株価が大きく下落していました。しかし、業績が平常レベルに戻ってきて、まだ業績寄与が小さいM&A仲介事業が伸びると面白いと思っています。介護というと対面型の営業が一般的ですが、ウェブやITも駆使したマッチング事業を展開している点にも期待できます。10月に『コロナ後の新興株バブルで恩恵を受けなかった銘柄』をテーマに新規購入しましたが、11月に狙い通り大きく値上がりしたため、私自身の資産増にも大貢献しています」(すぽさん)