環境関連株って何をやっている会社?

 レノバ(東証コード:9519)は、再生可能エネルギー発電(太陽光発電・洋上風力発電)の開発・運営事業で注目されています。

 ウエストHD(1407)は、再生可能エネルギーを柱とするトータルエネルギー事業を展開し、太陽光発電システムの施工・販売に注力しています(本社:広島県広島市)。

 岩谷産業(8088)は、次世代の経営の柱として水素事業の開発・拡大に注力する事業戦略を展開しています。

 日本電産(6594)は、EV向けの小型駆動モーター事業を拡大させています。中国の自動車メーカーを中心に納入実績を増やしており、2021年3月期の営業利益見通しを上方修正しました。同社の永守重信会長兼CEOは今週、「(2025年以降にEVの普及が加速し)2030年ごろにはEVが自動車市場全体の5割を超える」と発言しました(10日)。

 日野自動車(7205)は、北米市場向けに燃料電池を使用する大型トラックをトヨタ自動車と共同開発することを発表しました。

 ユーグレナ(2931)は、ミドリムシ(ユーグレナ)を使用したバイオディーゼル燃料発電を開発して注目されています。

 ダイキン工業(6367)は、オフィス・工場の「エネルギー消費ゼロ」や「クリーンエア」の開発や事業に注力しています。

 村田製作所(6981)は、セラミックコンデンサーや「次世代電池」として注目される全固体電池の生産をEV用途向けに拡大しています。

 事業分野や業態(専業か複合事業型)の違いはありますが、内外の「環境改善」に寄与するビジネスを拡大させている企業の株価は市場での相対的評価を向上させていくと考えられます。

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