本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは106.13

下値メドは104.90

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

豪ドル高金利、
そんな時代もあったよね

 楽天証券が先月末に実施した相場見通しアンケートの結果によると、個人投資家の約31%が、10月の豪ドル/円は「74円より豪ドル安」に動くと予想しています。反対に「78円より豪ドル高」に動くという予想は約16%。「動かないけど、動くなら下がる」というのが全体的なイメージになるでしょう。

 10月の豪ドル/円のこれまでの高値は76.52円、安値は74.20円。個人投資家が予想している74.00円下抜けリスクは高まっています。豪ドル/円が今月の安値を更新して74.20円まで売られたのは20日(火曜日)。RBA(豪準備銀行)が弱気姿勢を強めたことが理由です。

 先週、RBAのロウ総裁がスピーチを行いましたが、近い将来の利下げの可能性を示す、かなり弱気な内容でした。

 スピーチの中でロウRBA総裁はまず、実際のインフレ率が目標範囲内に達してさらに安定するまでは、利上げは行わないことを改めて強調しました。さらに重要なのは、RBAが予想インフレ率よりも「実際のインフレ率」をより重視する方針を示したこと。予防的利上げはせず、豪経済が十分に「過熱する」までインフレを放置することを意味しています。RBAがFRB(米連邦準備制度理事会)型政策を採用したことになります。

 また、新型コロナと金融政策との関連ついて、ロウ総裁はロックダウンで経済が停止状態している時期の利下げ効果は低いとの考えを持っています。しかし、経済活動の再開にともない「一段の金融緩和が期待されるのは妥当である」と述べています。つまり、今こそ利下げの時期であることを示唆したといえます。

 この日(20日)はケントRBA総裁補佐が発言しましたが、ロウ総裁以上に「弱気」で、短期金利が「マイナス」になっても驚かないと述べています。

 RBAはいつ利下げするのか? なぜそれほど弱気なのか? 最新位置情報は「今日の注目通貨」をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース

20日のドル/円のNY市場終値は105.50円

 前営業日の終値比+0.07円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

年をとると、人は自分に二つの手があることに気づきます。 ひとつは自分を助ける手 そして、もうひとつは他人を助ける手 - オードリー・ヘップバーン

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    EU(欧州連合)加盟国の半数以上で感染者数増加
    米アマゾン、従業員2万人近くがコロナ感染

ドル:
    パウエルFRB議長、米国民の58%が評価。トランプ大統領より上 - ギャロップ調査  
    米国人の9月貯蓄率は17.7%から14.1%に低下 貯蓄を取り崩している状況が明らかに
    ダラス連銀総裁「マイナス金利は選択肢にない」

米大統領選:
    トランプ大統領「選挙日の後に到着した郵便投票は無効だ」

ユーロ:
    ドイツのルフトハンザ航空、リストラを再加速へ
    ハンガリーの第2四半期の経常赤字、2008年以来の水準まで悪化

ポンド:
    合意なき離脱なら英企業の倒産が増大

円:
    みずほFGが週休最大4日制を導入へ 給与は6割で

中国人民元:
    国慶節の最初の4日間で4.25億人が国内旅行

NY金先物:
    金価格、来年にかけて一段と上昇も  資産分散、債券の代替商品として魅力

その他:
    外食自粛のNY、 スーパーの寿司が大人気
    チグリス・ユーフラテス川、上流でのダム建設で干上がる恐れ
    英国で自粛隔離違反者は最大で140万円の罰金
    ビル・ゲイツ「米疾病予防管理センターは、感染症に向き合っていない」

主要指標終値

出所:楽天証券が作成