NASDAQ平均足は陽転したものの、MACDシグナル下抜けは続く

 さらに、これまでのレポートでも懸念していた、NASDAQ(週足)の平均足の陰転とMACDのシグナル下抜けによるトレンド転換のサインについては、先週末時点で平均足が陽転したものの、MACDのシグナル下抜けの状況が続いていることも留意しておく必要があります(下の図3)。

■(図3)NASDAQの平均足(週足)とMACD(2020年10月2日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 トレンド転換のサインが出現後、下げが加速する前に平均足が陽転したことは明るい材料ですが、2019年4~10月の時のように、もみ合いが長期にわたって続くことも想定されます。