今後の投資戦略

 新型コロナの外出禁止令が解除された後、米国経済は当初の予想より速いペースで回復してきました。これにはFRB(米連邦準備制度理事会)の大胆かつ断固とした緩和政策、2.2兆ドルの景気支援法案などの適切な政策も寄与していたと思います。

 しかし今は、民主党が5月に可決した追加の景気支援法案が上院で頓挫(とんざ)したこと、ワクチンの承認が大統領選挙までに間に合わないこと、ギンズバーグ判事の後任問題などから急に不透明感が増しています。

 目先の株式市場は「リスクオフ」にならざるを得ないと思います。ここは無理をせず、ポジションを少し整理し、急落に備えることが必要です。