本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.62円
↓下値メドは105.66円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
素っ気ないラガルド総裁にユーロ買い
ECB(欧州中央銀行)はこの日(10日)の理事会において、政策金利を市場予想通り0.00%に据え置きました。決定は予想通り。新型コロナ対策のPEPP(パンデミック緊急資産購入プログラム)は1.35兆ユーロを維持、2021年6月まで継続するとの声明をだしています。
金融政策の変更なしは了解済みで、マーケットのもっぱらの関心は「ユーロ」。マーケットには、2014年5月にドラギECB総裁(当時)の「ユーロ高はECBにとって深刻な懸念を呼ぶ問題だ」と発言でユーロ高トレンドがリバースした鮮明な記憶を持っているだけにラガルドECB総裁の記者会見に関心が集中しました。
しかしラガルドECB総裁は、「ユーロの動向を注意深く見守っている」が、「最近のユーロ高に対して過剰に反応する必要はないというのがECB理事会の結論だ」として、さらに「ECBは通貨水準を政策目標にしていない」と述べました。さすが、マーケットにつれないことでは天下一のラガルド総裁。
マーケットは、ECBがユーロ高を容認したと解釈して、ユーロ/ドルは1.1917ドルまで急上昇。しかし、1.20ドルには届きませんでした。ユーロ/円もユーロ/ドルの動揺の動きで126.46円までジャンプしましたが、今年の高値(127.04円)に手が届く前に失速して、終値は125.40円。ECBの控えめな通貨コメントだけでは高値更新は無理でした。その理由は?「今日の注目通貨」をご覧ください
ドル/円は106円を挟んで、上が106.30円、下は105.98円と狭いレンジ。ドル/円よりも、今はユーロやポンドの動きに絡んだクロス円の動きが活発ですスイス円の動向にも注意。
毎ヨミ!FXトップニュース
10日のドル/円のNY市場終値は106.14円
前営業日の終値比▲0.05円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
Money can’t buy me love = お金で愛は買えない - ザ・ビートルズ
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
コロナのワクチンができても「接種は受けない」 世界の相当数が不安持つ
コロナからの経済立ち直りの遅さが目立つのはブラジル、インド、南ア
ドル:
米国人の約4割が「外食するのがこわい」新型コロナで 最新世論調査
米郵政公社、郵便サービスに関する全ての改革を大統領選終了まで凍結
カプラン連銀総裁「明示的なフォワードガイダンスは好まない」
米景気指標、ISM(製造業/非製造業景況指数)よりもPMI(購買担当者景気指数)が経済の実態をより反映
米大統領選:
トランプ大統領のコロナ対策に満足 31% 最新世論調査
ユーロ:
ドイツ・ルフトハンザ航空、一段の人員カットを示唆 ドイツ政府は追加支援に慎重
ポンド:
BOE(イングランド銀行)「量的緩和を拡大する余裕はまだ多く残っている」
メキシコ:
メキシコ中銀、利下げ継続か 「現在の物価上昇は一時的」
その他:
金融の専門家ほど、過去のデータや事象で経済予測するから、見通しを誤る
地球温暖化 北極圏の氷が全て溶けたら海面上昇は7メートル上昇
レジ袋有料化でマイバッグ、万引きが増加中